Black Box オフィシャルインタビュー

2016/1/20(水)


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 UQiYOのミニ・アルバム『Black Box』が完成した。ゲスト・ヴォーカリストとして元ちとせ、酒井景都を迎えて作られた、美しくディープな傑作だ。心地よくかつ奥行きのある音像、メランコリックで内省的だがポップな楽曲は、いい意味で既存のJ-POPやJ-ROCKの文脈から一歩も二歩も離れたところに位置している。さながら北欧のエレクトロニカやポスト・ロックのようなひんやりとしたポップ感覚は、平凡な日常がふわふわと浮遊していつのまにか非日常に接続していくような魅惑をたたえている。
 今作からYuqi(vo/Composer)、Phantao(key)に加え、Sima(ds)がメンバーとして正式加入。元オーディオメーカーのエンジニアだったというYuqiを中心に作り出す良質な音響空間はオーディオ的にも注目だ。


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ーー今回のミニ・アルバムの制作意図からお教えいただけますか。

Yuqi:じつは前作『TWiLIGHT』(2014年)のあと、もう1枚違うアルバムを作っていたんです。ところが去年の夏ぐらいにだいたいできあがったころに「違うな」と思い始めたんですね。今出すなら、もっと相応しいものがあると思い、その制作を中断して、また一から作り直したのが今回の『Black Box』なんです。その作りかけて中断になったものは改めてフィニッシュさせて『Black Box』と対になるアルバムとして、今年の夏か秋前ぐらいに出そうと思っています。

ーーその中断したアルバムはどういうものなんですか。

Yuqi:すごくダンサブルでポップな。今の僕らのことを知らないような人たちでも聴けるんじゃないかな、というぐらい、とびきりポップなアルバムを作っていたんです。でも…そういうアルバムを作るのはけっこう照れ臭いんですよね。それをやりきることが大事だと思って作ってたんですけど、でもこれを出す前に一回、ダークな(曲の雰囲気ですけど)方に振り切りたいなと思って『Black Box』を作ったんです。

ーーなぜ照れ臭いんですか。

Yuqi:なんででしょうねえ(笑)。…自分が音楽をやってるからには、時代に合わせるんじゃなく、時代の方から合わせてくる方が理想だしそうありたいんですけど、結果としてそう見えなくなるのが、たぶん怖いんだと思います。

ーー自分の方からすり寄ったように見えてしまう。

Yuqi:ポップな音楽は大好きなんですよ。ふだんからZARAとかH&Mに行って、流れてる音楽を超かっけーな思っていちいちメモったりするんですけど。でもそういう影響を自分たちの中でちゃんと消化して出せてるかどうか、という勝負なんですよ。なので今回もポップなものができたといっても何も考えずにそのまま出すことはできない。なので一回考えた結果、もうちょっと練れたらいいかなと。

ーーなるほど。

Yuqi:どっちにしろやりきる、振り切るというのが大事かなと。といって今作がポップじゃないわけでなく、自然とポップになってしまうんですけどね。

ーーなるほど。今作はポップではあっても、UQiYOの静かで内省的な部分が出たアルバムということでしょうか。


Yuqi:順番でいうと(中断したアルバムで)すごく明るく盛り上がるようなものができたので、その逆はなんだろうと考えてできたアルバムですね。あと、『TWiLIGHT』は、こういう曲を作ろう、という以前に、こういうプロジェクトをやろう、という企画先行だったんです。そうすればお客さんは、新しい感じ方で音楽を捉えてくれるだろうと考えていろんな企画を立て、そこから曲を作っていたんですね。今回はそうではなく、音楽そのものにフォーカスしたものと作ろうと思いました。

ーー音楽バンドとしてのUQiYOをもう一度プレゼンしようと。


Yuqi:そうですね。すごくそれはありました。前作からライヴをいろんなところでやらせてもらって、対バンもいいバンドとやって、すごく影響を受けたんですよ。こういうライヴはいいなあ、こういう風にお客さんが感じてるのはいいなあとか、そういう刺激を一杯受けて、音楽的にもっとできるな、と思うところがあって。

ーーたとえば?


Yuqi:凄いと思ったのは半年ぐらい前に一緒にやったROTH BART BARONですね。2マンをやらせてもらったんですけど、もうボロ負けというか(笑)。参りました!という。凄く良かった。

ーー何が良かったんですか。

Yuqi:まず音圧ですね。足りないとどうしても説得力に欠けるから。僕らの中で結論づけたのは、彼らはベース音をムーグのちゃんとしたベース音源を使って、それをベース・アンプを通して大きな振動板を使って空気を揺らしていたんですが、僕らはそれなりの音源を使って普通のPAから出してただけで。そこで大きく差がついたなと。そういう機材的な部分で気づかされることは多いですね。まだまだやれることがあるなって。

ーーそこは音響メーカーにいた経験が生かされるわけですか。

Yuqi:どうしてこうなるのか、みたいなところはわりと確度高く感じられるかもしれないですね。

ーー精神論ではなく、ハードウエアやソフトウエアの面から理論的に解析できる部分で、この音楽はどう鳴っているのか、なぜこういう風に聞こえるのかわかるってことですか。

Phantao:かなり。精神論の話はほとんどしないですね。
Yuqi:そうだね。
Phantao:「頑張ろう」みたいなのじゃなくて、「ここの低域がないからあげよう」とか理屈っぽい話しかしてない。
Yuqi:あと曲の繋ぎ方とかね。最近はそのへんもずいぶん研ぎ澄まされてるなと自分でも思ってるんですけど。このぐらいにするとお客さんがどう感じるか。一曲の中でどう持っていけば気持ちいいか。そういうのはここ最近でずいぶん学んだ。半年前ぐらいのライヴ映像とか見るとイライラするんだよね。「おいもっと早くいけよ!」とか(笑)。喋りとか曲間の繋ぎ方とか。チンタラチンタラ準備してるけど、そこは速攻いくやろ!って。すごく細かいことなんですけどね。ROTH BART BARONのあとにライジング・サン・ロック・フェスティヴァルにも出させてもらって、それもいい経験になった。だんだんいいバンドと一緒にやる機会が増えて、それに応じて僕らも日々刷新してる感じです。だから『ドラゴンボール』みたいなもんですね。その時その時にギリギリ強い相手が出てきて(笑)。

ーーロール・プレイング・ゲームみたいなもんですね(笑)。少し話が遡りますが、『TWiLIGHT』がプロジェクトありきだったというのは、MVなど音楽以外の要素を含めてどうやってUQiYOの音楽をプレゼンしていくかという発想だったということですか。


yuqi:そうですね、うん。『TWiLIGHT』はすごくそこに意識が行ってました。

ーー音楽を作るだけにとどまらず、それをどうやって伝えていくか、見せていくか、ということにすごく神経を遣っている。

Yuqi:うん、最近もそういう気持ちは変わらず、ますます強くなってますね。

ーー最初からそうなんですか?

Yuqi:といってもここ数年なんですけどね。音楽自体のクオリティが高いのは大前提です。ただこうした考えに至った発端は、CDが売れないとか音楽業界が縮小してるという状況ですね。そんな状況では僕らみたいなインディーズ・バンドはまず最初に淘汰されてしまう。その焦りから始まったんですけど、逆に、中身の音楽を少し変えるだけで金太郎飴のように大量生産したものを、何百万人もの人が買ってくれるような「いい時代」がむしろ特別だったんじゃないかとも。

ーーそうですね。

Yuqi:今までと同じような届け方ではなく、これからは「どう出すか」とか「どこに出すか」とか、それが何と一緒にくっついてるのかまで含めて作り手が責任を持つ、というのは当たり前になってくるんじゃないか。それは今から始めておかないとダメだろうと思い、おととしぐらいから本格的に取り組むようになった。それが『Black Box』のテーマでもあります。

ーー音だけでは伝えきれない部分があるってことですか。

Yuqi:うーん…聴いてもらった瞬間の感動はあるはずだし、そこの自信はあるんですけど、聴いてもらうところまでも行かない場合も多々ありますよね。特に一般の人たちの音楽に対しての興味の順位がけっこう低くなってる現状もあって。そんな中、ただCDを出してお店に並べても、聴いてもらえる確率はすごく低いんじゃないか。既に何百万人もファンがいる人は、今までのやり方を続けてやればいいと思うんですけど、意欲のあるインディーズの人たちが何かをやることで、もしかしたらもっと面白い音楽や表現が生まれてくるんじゃないか。僕らのやっていることはその実験でもある気がしてます。UQiYOっていう実験を見ててもらうような、そんな立ち位置でもいいのかな、と。

ーーCDが売れなくなりアーティストを巡る環境が激変する中で、どうやって作品を作り、届けていくかを考えた結果として前作があり今作がある。

Yuqi:そうですね。(前例を)踏襲するのって簡単なんですよ。僕の大学の師の言葉で「迷ったら難しい方を選べ」って教訓があって。基本的には苦労なしに得られるものはないんじゃないかなと。ラクなんですよね、CDを一杯作ってばらまくのは。でも今やそれじゃ回らなくなってきてるし、だったら1枚1枚出すものに対して責任もって悩んで、どう出すのかまで考えた方がいい。

ーーなるほど。『Black Box』の楽曲を作る時に考えていたことはなんですか。


Yuqi:とにかく丁寧に作る、ということですかね。ない時間の中でも。音を一個一個重ねるところも、しっかりといい音を選んで、作り込んでいく。

ーー楽曲はどういうきっかけでできることが多いんですか。


Yuqi:いろいろですね!ふだんからずっと楽曲のことばかり考えているし。曲の骨格はギターかピアノで歌いながら作って。実際に録音する時は打ち込みのリズムから。まずはメトロノームで、どれぐらいのBPMかな、と探って決めて。

ーー最初のきっかけは歌であると。

Yuqi:そう…ですね。やっぱり歌ものだと思ってます。なんだかんだで。

ーーUQiYOの音楽の核にあるのは「歌」である。

Yuqi:歌ですよね。歌だよね?
Phantao,Sima:うん。

ーー歌とはどうあるべきだと思いますか。

Yuqi:好きな人の歌はだいたいクセがある。ちゃんとした個性があって、うまいかどうかというよりは、その人じゃないと歌えない歌を歌ってると結果として響く。CHARAさんとか元ちとせさんを初めて聴いた時は、びっくりするぐらいガツンと来て。日本の女性ヴォーカルでいいと思う人はほとんどいないと思ってたんですけど、彼女たちは素晴らしかった。なので今回元さんには一方的にラヴ・コールして参加していただきました。

ーー一聴しただけでわかる元ちとせらしい歌でした。

Yuqi:それが”個性”なんですよね。個性がないとダメとは言わないですが、僕がガツンとくるのはそこかもしれない。

ーーではご自分のヴォーカリストとしての強み、個性ってなんだと思いますか。

Yuqi:そうですね…(言葉に詰まる)(笑)…難しいですね。精一杯僕らしく歌ってるつもりなんですけど。なんていうのかな…優しさと熱さみたいな感じ…自分で言うのは恥ずかしいですね(笑)。

Sima:いろんなヴォーカリストとやってますけど、Yuqiさんは性別不明なんですよね。マッチョなわけでもないし、女々しいわけでもない。そこがいいのかなと。

ーー「歌もの」ということは、音作りも全体のサウンドの中にヴォーカルが位置しているというより、あくまでもヴォーカルが中心ということですか。

Yuqi:ちょうどいいところをとって作ってるのかな。どっちかではなく。「オレの歌を聴け!」みたいな演歌みたいな感じもアレだし(笑)、といってあんまりヴォーカルが引っ込んで楽器の一部みたいになってるのも違うと思っていて。

ーー歌で伝えたいことってなんですか。

Yuqi:うーん(長い沈黙)…やっぱり…歌詞なんだろうなあ…歌でしか伝えられないですからね、歌詞って。でも僕は半分理系の頭なんで、方法論で歌を選んでるところがあって。無限音階があって、起伏も無限に出せて、という意味ではサックスとか尺八に近いと言われてますけど、それに母音だったり子音だったりがつけられるという意味では、楽器としてはものすごいレベル高いものじゃないですか、ヴォーカルって。それが入る入らないでは伝えられる幅が変わってくるので。

ーーとなると歌詞は歌としての体裁を整えるためであって、重要性はそれほど高くないということでしょうか。
Yuqi:僕は曲を作ってから最後に歌詞を書くので。そういう側面はあります。もちろん大事じゃないってわけじゃないですけど、一番最後に考えることではあります。

ーーなぜ英語で歌うんですか。

Yuqi:そう、それもその一部で。僕の思いつくメロディって英語の方が乗るなと思うことが多いんです。日本語の方が乗ると思うと日本語で書くんですけど。

ーーUQiYOの楽曲の構造やメロディの作り方が洋楽的で、日本語には向いていない。

Yuqi:洋楽ばっか聴いてた、ある意味弊害と言えるかもしれませんね。最近、僕らの音楽を聴いてくれてる人たちとの距離感を、すごく考えるんです。たとえばファンクラブに入ってくれる人たちとの距離感。大きい会場でやるときに、あるいはカフェみたなところでライヴをやるときに、お客さんとどういうコミュニケーションをとるか。僕は環境的に洋楽のライヴばかり行ってましたけど、洋楽の人たちって基本的に「ツン」じゃないですか。ちょっと「デレ」ってやったら、みんな「イエー!」って喜ぶみたいな(笑)。そういう状況ばかりを僕は見ていて、ロック・ミュージシャンとはこういうものだし、これがかっこいいと思って20代のころはライヴやってたんですけど、それは大きな間違いだとようやく気づいたんですよ。

ーーJ-POPが売れるかどうかは最終的に歌詞が共感を呼ぶかどうかだと言いますね。

Yuqi:意外と歌詞では熱いメッセージをこめたりしてるんですけど(笑)。でも英語で歌ってる時点で伝わりにくいのは重々承知で。そこは徹底しきれてない部分ではあります。音楽としてかっこよくしたいという気持ちと、歌詞を届けたい気持ちが常にアンビバレントになってますね。

ーーなるほど。その歌詞のテーマにも関係すると思いますが、今作のタイトル『Black Box』のタイトルはどういう意味があるんですか。

Yuqi:『Black Box』って、Wikipediaで引いてみたんですけど、「内部の動作原理や構造を理解していなくても、外部から見た機能や使い方のみを知っていれば十分に得られる結果を利用する事のできる装置や機構の概念」と書いてあったんですよ。続いて「一般消費者にとって、今日の工業製品の大半はブラックボックスだと言える」とあって、ガツンときたんですね。このスマホ一個をとっても、身の回りには、誰がどういう風に作ってるのかわかんないものばかりじゃないですか。それを僕らは平気で使っている。もちろん便利なものは一杯あるから、それを使うことにためらいはない。でも自分がちゃんと中身をわかって、いいものだってプライドをもって使う選択をするという美徳がもっとあってもいいんじゃないかな、ということを考えていたんです。

ーーはい。

Yuqi:その時ちょうどマイク・ヴァン・ダイク(ドイツのテクノ・ミュージシャン)にインタビューする機会があったんです。彼が言うには、一般のドイツ人の意識はすごく高くなっている。電力だったり食べ物の安全性だったり、全部自分たちで判断して、多少高くてもいいものを買うって習慣が浸透し始めている。昔は政治家や大企業や権力者がコントロールできてた時代があったけど、今は一般の人たちが「買う」という行動によって社会を変えられる時代が来ていると思う、みたいな話をしてくれたんです。僕にはそれがすごくしっくりきたんですよね。日本でも、東日本大震災をきっかけに、今まで当たり前だったことに疑問をもつ人がいっぱい出てきた。そういう大きな過渡期に僕らはいる。この世の中はブラック・ボックスだらけだから、せめて僕らの作った『Black Box』の中には、僕らのよく知ってるもの、これは良いんだよって言えるものを込めて、それを少しでも多くの人たちに知ってもらって増やしていこうよ、みたいな気持ちを込めたんです。

ーーこの『Black Box』には、UQiYOの思う気持ちの良い音楽や共感する価値観や美しい世界が広がっている。

Yuqi:そうですね。今作で、今の時代の匂いっていうか、そういうものを単純な音楽ジャンルとかじゃなく、たとえば、いいものを選ぶ美徳だったり、そういう感じで少しでもかぎ取ってもらえる人に聴いてもらえばいいのかなっていうのがあります。

ーー今の時代の匂いとは?

Yuqi:今まで当たり前とされていたことがどうなのかなって思い始めてる人や、メディアで言ってることに疑問を感じ始めた人がいる。すごく便利な世の中になって、音楽に関してもサブスクリプションのサービスができて便利になった。その便利の代償として払わなきゃいけないのが「感動」なのかなって、僕は思ってるんです。僕もApple Musicを使ってますけど、買いたいアルバムがあってもApple Musicに入ってるとわかると、買う気が失せちゃうんですよね。聴くんですけど、心がそこに入っていかないというか。いつでも聴けると思うと感動が半分ぐらいになっちゃった気がして。このへんにサブスクリプションの限界があるような気がします。

ーーなるほど。

Yuqi:なんでもそうなんですけど、ライヴ一本見るのでも、ちょっと不便をして、ちゃんと電車乗って、汚い繁華街通って、混み混みのぎゅうぎゅう詰めの中で見る、ってとこに感動がある。自宅にバンドメンバーが3D映像で出てきて超リアルにライヴやったところで、「ふ~~~ん」ってなるだけじゃないかなって思うんですよ。それはどんなコンテンツでもそう。便利イコールすべてがいいとは限らない、ってことが、みんなわかってきてるんじゃないか。そんな便利にしないでくれよ!無料とかいって、感動を返せ!無料にするなよ買わせてくれよ!って言う人が出てきたりとか。そういう時代なのかなていう。

ーー今回、特殊な紙を使った価格21000円の15枚限定特別版もあるんですよね。

Yuqi:そうなんですよ。ファンの人たちにどう受け止められるかわからないですけど、2万円を出してその箱を買って開ける時の体験は、なにかしら感じるものがあるはずで、その体験も含めて「アート表現」の一部としてやってみたいなと。商売じゃなくて。

ーー音楽を享受することを、少しでもワクワクするような体験にしたいという思いですね。

Yuqi:そうですね、まさに。実はこれから「OTOGi(音着)」っていう自分たちのブランドみたいなものを立ち上げようと思ってるんです。僕らが信頼できる人たちが作った、「いい」と思うものをセレクトショップみたいに売っていこうと。

ーー価値観を同じくする人たちとの緩やかなコミュニティみたいな感覚ですか。

Yuqi:そうですね、うん。コミュニティという感覚かもしれないです。

ーーそういう、ちっぽけなところから広めていく、ということですかね。昔みたいにみんながひとつの価値観を共有して突き進んでいく時代じゃないですからね。CDが何百万枚も売れるような。

Yuqi:そうですね。まさにそういう感じです。今後も世の中の価値観はどんどん多様化していくと思うので、コミュニティの中だけじゃなくてコミュニティ同士で繋がったりすればいい。昔は上からシャワーのように「これがいいんだよ」って降ってくるものをみんなが享受してたんだけど、今はお互いに「これいいんだよ」って勧め合うみたいな。音楽の広がり方もそういう感じになるんじゃないかと思ってるんです。その仕組み作りはしなきゃいけないと思ってます。

インタビュー:小野島 大(音楽評論家)