151A_RTとは

ひとつの楽曲が、北海道から沖縄へ旅しています。
画家、映像作家、パフォーマー、造形作家、音楽プロデューサー、グラフィックデザイナー…さまざまな作家の手から手へ渡り、徐々に南に向かっています。受け取った作家は、楽曲を聴き、湧き上がるイマジネーションで作品を作るのがルール。作品を作り、発表し、自分よりも南側に住む作家に、楽曲を渡していきます。
沖縄に到着するまでに、何人の作家の手を介し、いくつの作品が生み出され、どれぐらいの月日がかかるのか分かりません。この様子は、Instagramをはじめ、主要なSNSに蓄積されていってます。

instagramで151A_RTを見る

このプロジェクトは、2016年10月、エレクトロ音楽集団 UQiYO(ウキヨ)とデザインスタジオTWOTONE(ツートン)によって始められました。
前述の旅する楽曲「151A(いちごいちえ)」の作者であるUQiYOは、これまでも多くのクリエイターとのコラボレーションをし、世に驚きを与えてきました。
日本を代表する歌手の元ちとせ、ジャンルレスなアーティスト 酒井景都、いま最も注目される新鋭映像作家 柘植泰人、国内外で高い評価を持つデザインスタジオ TWOTONEとの共創は、音楽ファンのみならず、インターネットを中心に大きな反響を生んでいます。
さらに多くの作り手と共創し、刺激を与え合いたい。そういった想いで、アルバム未収録曲「151A」を全国の作り手でリレーするプロジェクトを進めています。
ゴールは、沖縄です。北海道から始まり、沖縄で終わります。無事、沖縄に到着した際には、それまで共創リレーをしてきた作り手の作品を一堂に集め、エキシビジョンを開催予定です。もちろんUQiYOは、その場でライブをやります。全国の作り手の作品と、UQiYOのライブパフォーマンス、それはきっととても素晴らしい場になると想像しています。

UQiYOとTWOTONE

UQiYO

2010年結成。Vo/Gt/ComposerのYuqi、KeyのPhantaoとDrのSimaの3人から成る、有機的で暖かみのあるエレクトロ音楽集団。音源の「届け方」も作品の一部とする。常に新しい試みを行う姿勢と作風は、国内外で活躍する著名なクリエイターの共感を得て、多数のコラボレーション作品を生み出している。Popular音楽がより「Public=公衆化」して他愛もなくなってきている昨今、一人ひとりにとってパーソナルな体験になり得る音楽を丁寧に届けることに可能性を見出す。

TWOTONE

東京の恵比寿を拠点にするアート&デザインスタジオ。アートディレクター茂出木龍太、岩城洋平を中心にした12名のデザイナーグループ。D&AD、One Show、Cannes Lions、Good Design Awardほか、国内外の広告賞・デザインアワードを多数受賞。近年では、インスタレーションアートの創作活動も多く、東京、ロンドン、ミラノ、上海、シンガポール、ドバイでのエキシビジョンに参加。UQiYOと仲良し。ファーストアルバムリリースから、クリエイティブブレーンを務め、数々の作品を共創している。