2013.09
Summer Suns

2013年の秋、UQiYOはCDでもメモリーカードでもなく、ボトルに入れた手紙の形式で、3曲入りの “Summer Suns” をTWOTONE協力のもと発売し、限定100本のボトルはたちまち完売しました。
テーマは「秋の肌寒く、少し寂しい次期に、夏の体験を思い出すようなきっかけになる音楽を送りたい」というものでした。そのため、音楽を封入したボトルも、まるで夏に海へ投げ入れたボトルが、数ヶ月かかって海をわたって、聞き手のもとへ届いたような出で立ちにしました。

手紙の内容も「そちらは秋ですか?こっちは夏です。」といったふうに、時間の流れを意識しました。






大事に作りすぎて、最後は「送るのがもったいないぐらい」の出来栄えに。購入者の方々にも喜んでもらえました。
このプロジェクトは、UQiYOが今のように、体験型の音楽提供を行う活動の大きなきっかけとなるものでした。
音楽を「音以上の体験」として送り届けることで、世界中の皆は、もっともっとパーソナルに音楽を受け入れ、曲や体験を自分の人生の一部にしてくれるのではないか。みんなの日常の一部が、ほんの少しでも素敵な非日常になるように。
そんな試みの、一つの小さな成功体験になったのが、プロジェクト “Summer Suns” だったのです。