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磯蔵酒造 プロモーションビデオ
創業明治元年、茨城県笠間市稲田にある酒蔵です。
地元の水と米を、地元の蔵人達が、たくさんの人々とのご縁、関わり合いの中で、米の味と香りのする、ライスィな日本酒「稲里（いなさと）」を醸しています。
地元で大変人気のある蔵元が、今回海外向けのPVの制作の企画を立ち上げました。
実際に酒造のある茨城県笠間市の土地に視察に行き、お酒が美味しくなる理由となる自然、人、空気感を味わい、作っている音や環境音を現場にて1bitレコーダーを使って集音。
それらの素材を使って映像音楽に仕上げました。
意識をしたことは、こだわりの演出や日本酒ぽい厳しさのアピールではないということ。
本当に良いものは頭ではなく心で感じるもの、一部の要素のこだわりではなく本質的な全てが日本酒らしさ。厳しさではなく、日々、菌の声を聴き対応しつづける緊張感。どれも、蔵主の磯さんからもらった言葉ですが、超越した本質をついていてとても共感しました。
海外に向けてというのもあり、日本的な要素と、サラッと流れてしまう音楽ではなく、日本酒らしい緊張感を最後まで保つような展開を心がけました。
一緒に旅をしてくれた映像ディレクターの中川さん。磯蔵酒造 五代目 蔵主の磯さんのホスピタリティと、非常に多様で興味深いお話の数々。忘れられない思い出が沢山です。
そして、実際に購入したお酒の味は、一生で一番を更新しました。